二階堂 信長
人物諸元
概要
二階堂医院の院長。得意分野は癌治療、放射線治療、遺伝子治療、麻酔であり、それらの治療を個人医院でやっている。
珍しいくらいに真面目で有能。スポーツや家事なども一通りこなし、完璧超人とか究極超人とか呼ばれている。その能力の高さは、彼がカバーする分野においては器用貧乏の響では何一つ太刀打ちできないほど。
時間外に救急車で運ばれてきた
侵食性男性因子喪失症候群の経過維持は癌治療や遺伝子治療に近い分野であり、担当医である二階堂 信長にその知識があったことが幸いしたと言える。
響の退院後も経過を見るために週1回のペースで会うことになる。
医者の割に発言がストレートすぎて思慮が足りないと思われることがあるが、患者が実験動物扱いされないように本人証明書を発行したり、身辺警護の必要性について意思確認するなど、配慮は行き届いている。
響にとってはストレートに言ってもらった方がありがたく、同じ理系ということもあって話が分かりやすいので助かっている。
容姿、性格、能力、資産の全てに優れるいわゆる優良婚活物件であるが、患者の裸や内臓を見慣れすぎて精神的ED状態に陥っており、いざ行為に及ぼうとしてもうんともすんとも言わないのが目下の悩み。それが原因で恋愛関係が長続きせず、三十代最後の年まで来てしまったことで内心焦りを覚えている。
実は緊縛プレイや人形プレイ(※薬で運動神経だけ麻痺させて行為に及ぶという医師免許剥奪モノの超特殊プレイ)が好きというとんでもない性癖があるが、医者という立場上あまりにまずいので、一度も表に出したことがないというかやったこともない。
これまで色んな専門書を読み漁って人体模型相手にあれこれ試しており、試行錯誤の末に本番でもまず失敗しない自信を持つまでに至っている。しかし一方で欲求不満と自己嫌悪に陥っている。
ある意味重篤な隠れオタの一種であるとも言える。
登場機会
冒頭から無条件に登場する。むしろ登場しないと主人公が死ぬ。