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松下響の天輪返し

自作曲No.002「夢見がちに生きてゆけ」

 おはようございます、松下です。
 自作曲の方が時間が掛からないとか言っておきながら結局1ヶ月近く掛かっておりますが、どうにか2作目の発表となりました。

自作曲No.002「夢見がちに生きてゆけ」

 SoundCloudに投稿してもどうせ誰も聴いてくれないので(未だに再生カウント3)、そっちはもう省略して、うちのサーバーの楽曲置き場に置いてある方をここに貼ります。現在Take 04になります。
 ジャンルは多分Rockでしょうか? いやまあVI♭やVII♭は使ってないんですが、勢い重視の曲調で。
 今回もLUFS -6dBくらいなので音量注意です。

曲の構造

今君は夢を抱いてるか
忙しいなんて言わずまあ聞けよ
想像するだけでも楽しいこと
一つくらいあるだろう

大人になるほど
挫折を繰り返して
諦めることに
慣れてしまっていないか
現実の壁に
打ちのめされ続けて
大切なものに
鍵を掛けてはいないか
ほら
胸の奥が騒いでる

*A
だから夢見がちに生きてゆけ
たとえ躓いたとしても
何度転んでもそのたび
すぐに立ち上がり笑えば
笑う門には福来たる
それがほんとか知らんけど
最後に笑うことが出来る奴が人生の勝利者
A*

灰色の街に陽が昇れば
満員電車の中で一人きり
顔色伺い頭下げる
愛想笑いが貼り付いてる

生きる術を磨き
辛酸を嘗め尽くし
適応の果てに
型にはまっていないか

知ったような口を
利くなと言うだろうが
そんな君に足りないものがあるぞ
それは
空を駆ける妄想力

もっと夢見がちに生きてゆけ
たとえ躓いたとしても
むしろ前のめりに転べ
前に回って立ち上がれ
空元気でも元気なら
愛想笑いも笑顔だぜ
リアルに合わせて曲がることはないさ逆にリアル曲げてけ

*A*

もっと夢見がちに
you may be getting in

Don’t warry you may be getting in the road of goal
Now it’s never too late to start here we go
Therefore don’t afraid to falling down
Rather you got a chance of enjoy a detour
Peaple say goddess of fortune smiles when you smile
However I don’t know if it’s true but I know
You can’t be the winner instead of your smile at the end therefore let’s change over the world

Thank you!

 英語部分は最初だけ日本語に音を寄せてありますが、リズムや語感優先で文法を崩してる部分もありますし、そもそも辞書で調べながら書いてる程度のものです。

復習を兼ねた制作記録

 前回のEnjoy and Excitingを発表してから割とすぐに次に取りかかったのですが、次は掛け合いのあるタイプの歌を作ろうと目標設定して実際作り始めると、なーんか上手くいかないという事態に陥りまして。特に長音と長休符を使い慣れず、間が持たなくてつい隙間を埋めてしまうので、勉強のためにまた3曲ほどロックの耳コピ作業を挟み、更に色んな歌の長音と休符を意識して聴いてみました。
 それで分かったことはというと、ロックのサビは「最初にタイトルをコールして長休符」というパターンが多いことですが、一方でbrowny circusの歌のように目立った休符が無くてもサビが成立しているものもあるので、今回はサビの最初にタイトルを入れて、長休符の代わりにメインボーカルとサブボーカルでかわりばんこに歌ってもらうことにしました。
 ボーカル部分の旋律を楽器で仮置きした時点ではこれで本当に大丈夫なのかと半信半疑でしたが、実際にボーカルを入れてみると予想よりは大分まともな出来になって一安心です。とはいえ、次回はもっと長音と長休符を使っていこうと思います。

 歌が入るので今回は150BPMくらいに下げようかと当初考えていたのですが、ロックを幾つか耳コピしてみると殆どが190~200BPMだったので、結局今回もキリよく200BPMになりました。

 コードについては今回は真面目に色々使っておりますが、BメロでのCメジャーからAマイナーへの転調は白鍵を外れなくて簡単な代わりにちょっと効果が分かりづらいですね。
 終盤の転調はサビの2周目歌い出しをリテイクする形で半音ずつ2回上げているので大分分かりやすいですね。

 英語歌詞の入力については耳コピで何度かやってましたが、自分で歌詞を作るのは初めてだったので、何とかそれっぽく出来て一安心です。

 次の楽曲制作については、多分また幾つか勉強が必要なので、耳コピ練習などを挟んでまた来月の発表になると思います。

Fender Studio Pro 8.0でのSynthesizer V2 AIの使い勝手

 ボーカル部分はSynthesizer V2 AIで、メインを宮舞モカ、その1オクターブ下をHXVOC、サブを重音テト、その1オクターブ下をLiam(Synthesizer V Studio 2 Pro付属で選択制)に担当してもらっています。
 実のところサビをC5(転調後D5)まで使ったらモカサンの声が大分辛そうになってしまい、キーを下げようにも低音も割とギリギリな感じだったのでどうしようかと焦ったのですが、音素でその部分の声量を最大まで上げてから1オクターブ下を男声陣に支えてもらう形にしたらキーを変えなくても何とかなりました。

 というかこのHXVOC(読み方は多分ハヴォック)なんですけど、通常のSynthesizer Vでは対応が難しいシャウト(SynthV-Growlスクリプトとイコライザでどうにかそれっぽいことができるくらい)にデフォで対応してて、デスメタルまで行けるという尖りまくった個性が有難すぎるんですが、つい最近まで名前を聞いたことがありませんでした。こんなに便利でちゃんとしたキャラビジュアルもあるのに有名になってないのは、多分英語サイトでしか買えないからだと思います。ちなみにデフォでロック向きの濁った声ですが、ボーカルスタイルClearを設定するとかなり綺麗な声質になります。

 うちで最初に購入したSynthesizer Vライブラリは宮舞モカV2 AIで、この人もロック適性がある上にボーカルスタイルのCute(少女風)やMellow(お姉さん風)でかなり声質が変わり、多方面に能力を発揮するスゴイヤツです。弱点は多分音域で、得意音域から外れると露骨に声量が下がるので、そこの所の調整が適宜必要です。

 重音テトもロック適性があるんですが、ボーカルスタイルRockを選択すると何故か声量が下がるのでPowerの方を使っております。なお、おちゃめ機能のカバーでシンセVショックを受けたのにテトの購入が宮舞モカより後になったのは、当時まだ重音テトV2 AIが発売されてなかったからです。

 LiamはSynthesizer V Studio 2 Pro付属ライブラリ3種の中から1つ選べという形式で、この選択はやり直しが出来ないので後回しにしたまま忘れていたのですが、現状男声ライブラリのバリエーションが不足しているので今回選択して使用することになりました。おまけとは思えないくらいにはちゃんと日本語・英語の両方で使えます。

 以上4人にシンセV 2.2.0(2026年1月15日アップデート)でついたらしいユニゾン機能で4つずつ重ねて歌ってもらうことで声に厚みを出しています。
 この機能が欲しくてアンサンブルvol.1~3も購入しているのですが、実は買った時点で既に全ライブラリに機能が付いてたので、こちらは大人数合唱などの特定用途になりそうです。

 といったところでDAW(うちの場合Fender Studio Pro 8.0、Ver.7以前の名前はStudio One Pro)と連係したSynthesizer V Studio 2 Proの使い勝手についてなのですが、大きく分けて3通りの使い方があります。

  1. DAW内のエフェクト扱いで使う(フルARAモード)
  2. DAW内の楽器扱いで使う
  3. 別々に使う

 1はDAWとの同調度が一番高いモードで、テンポを自動で同期してくれたりシンセVのUIがピアノロールのポジションに収まってくれたりします。
 ただしDAW上の楽譜を自動で取り込んではくれないので一旦MIDIファイルを出力してから取り込む必要があり、更にStudio Proでは予めDAWのトラックに配置したダミーの音声にシンセVエフェクトをアタッチして使うという、もはや裏技のような手順になっています。しかもダミー音声の長さから子音や余韻がはみ出すと音が途切れます。
 最も致命的なのが安定性が極めて低いということで、普段殆どクラッシュしないStudio Proが1日に何回もクラッシュするようになり、更に場合によってはシンセVの歌声レンダリングが何時間経っても終わらないという明らかにおかしな状態になります。正直お勧め出来ませんが、Studio Pro以外のDAWだとどうだか分かりません。

 2はDAWとの同調度が低めの使い方で、ボーカル専用のUIが必要なのでこちらでもDAW上のピアノロールは使えず、一旦MIDIでエクスポートしたファイルを取り込むことになります。こちらでは別ウィンドウでシンセVのUIが表示されるのでピアノロールが余っており、収まりが悪いです。
 1と違って安定性が低いということもなく、その上で演奏と合わせやすいという利点は一応無くもないのですが、それは3でも一旦オケを音声ファイル出力すれば出来るので大した利点ではありません。
 それよりも、DAWの方のトラックミュートボタンがDAWトラック上のイベントから完全に独立したシンセVインストゥルメントには効かないので、ミュートするにはいちいちシンセV側のトラックミュートボタンを全部押して回る必要があるのが面倒すぎます。
 もっと問題なのが、シンセVのUIでは歌詞の一括入力で別の小さいウィンドウが開くのですが、これを開いて閉じた際に操作フォーカスがDAW側に移ってしまうことです。コレの何が問題かというと、シンセVのウィンドウを再選択しないままスペースキーを押せばDAW側の再生が始まってしまい、本来意図した所と全く無関係の所が再生される上にシンセVのピアノロールも編集中の所から移動して戻ってこないので、大分イラッとします。更に、フォーカスが移った状態でうっかりctrl+zなど押そうものなら、シンセV側ではなくDAW側のアンドゥが働いてしまい、意図しない何かが巻き戻ってしまいます。
 というわけでこちらも1とは別の理由で全くお勧め出来ません。

 3はそのまんまで、DAWからMIDIファイルでエクスポートしたメロディラインにSynthesizer V Studio 2 Proで歌詞を付けて調整し、WAVなどで出力したものをまたDAWに取り込むという使い方ですね。なお既に述べたようにMIDIファイルを使ったやりとりは実は他の使い方でも必要なので短所ではありません。場合によっては音声ファイルの出力も他のプランでも必要になります。
 Synthesizer V Studio 2 Proだとトラックに音声ファイルを配置出来るので、演奏部分をそこに置いておけばほぼ最後まで行ったり来たりしないで済みます。
 結局このシンプルな使い方が一番使いやすいのですが、一つだけ注意点がありまして、シンセVの声量が大きすぎて出力音声ファイルで音割れが発生していてもそれに関する警告が何もありません。そして聴いて気付かない程度の音割れが存在したまま演奏と合わせてリミッターやマキシマイザーで音圧調整をしようとすると、音割れ部分が増幅されてとんでもないノイズになります。うちだとこのノイズの原因に気付くのに大分掛かりました。
 なので、デフォよりも各トラックの音量を小さく出力した上で全トラック一括ではなく1トラックずつ出力し、DAWの方で音量を戻すのがお勧めです。あんまり極端に小さくしすぎると音の解像度が下がってしまう心配もありますけれども。

 あと一般公開してない耳コピだと実はサボってるのですが、今回はブレスもちゃんと入れました。というかまいこさんのブレス挿入スクリプトで一括で入れてから意図しない隙間を修正するだけで済みました。大変助かっております。
 シンセVの調声について調べてる時にこのまいこさんの解説動画に辿り着いたんですが、実際の歌の出来も滅茶苦茶上手くて説得力があるのでお勧めです。

 原曲がシンセVが存在しなかった時代のボーカロイド曲なので比べると大きな差が出るのは当たり前なのですが、それにしてもシンセVを極めるとここまで到達出来るのかとびびる他ありません。もはや仮歌ってレベルじゃねーぞとベルジャネーゾ卿も頷いております。

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